技術情報
ビルディング・インフォメーション・モデリング(BIM)は、ベトナムと世界の建築環境におけるデジタル変革の中核を担っています。 建設業界にとっては、パフォーマンスを大幅に向上させ、より革新的な納品方法と運用方法を刺激する重要な機会となります。
ビム
BIMは仕事のやり方であり、関係するすべてのチームが同じ基準で仕事をする、共同作業環境でのデータ取得、情報モデリング、情報管理であります。
ビルディング・インフォメーション・モデルは、共通データ環境(CDE)上にホストされたグラフィカルな情報と非グラフィカルな情報の両方から構成されていますが、単なる3Dモデル以上のものです:
- グラフィカルな情報は、3Dモデルの形をしている
- 非図形情報は、プログラム(4D)、コスト(5D)、サステナビリティ(6D)、ファシリティ&アセットマネジメント(7D)などの対応データです。
- CDEは、すべてのプロジェクトデータが関連付けられ、格納される安全な仮想空間である「単一の真実の情報源」とみなされます。
ライフサイクル全体のマネジメント
BIMは、モデル内の構成要素を関連するデータと関連付けることができます。 このコンセプトを従来のプロダクト・ライフサイクル・マネジメントと融合させることで、より高度なインテリジェンスが生まれ、資産や企業のライフサイクルをより効率的にすることが可能になります。
この2つのコンセプトを融合させることで、BIMベースのゆりかごから墓場までのソリューション(「エンタープライズ・ライフサイクル・マネジメント」(ELM)と呼ばれる)をお客様に提供することができるのです。
資本コストを最小化し、運用コストを管理するという従来の考え方から、ライフサイクル全体を見渡した総支出の視点に立ち、資産にかかる総コストを完全に把握し、十分な情報に基づいた意思決定を行うことができるよう、テクノロジーを駆使しています。